エンジニアリング業界と聞くと、多くの人が「現場第一で激務」「休みが取りづらい」といった、どこか武骨で厳しいイメージを抱くかもしれません。しかし、三井金属エンジニアリング株式会社(MESCO)で働く社員たちの口から語られるのは、それとは真逆の「デジタル化による効率化」と「一人ひとりのライフスタイルを尊重する自律的な働き方」でした。
今回は、部署もキャリアも異なる5名の社員に集まっていただき、現場のリアルな変革と、三井金属エンジニアリングが目指す新しい働きやすさのカタチについて、本音で語り合っていただきました。
座談会メンバー紹介
T.Y
管理本部 経理部
長年のキャリアを持つ主任。女性社員が片手で数えるほどだった時代から現在まで、会社の変化を最前線で見守ってきた。後輩たちのロールモデルであり、現在はフレックス制度を活用し家庭と仕事を両立中。
H.S
管理本部 調達部
約半年前に育児休暇から復職。妊娠中の体調不良から復職後の子育てまで、会社のサポート体制をフル活用。「無理のない働き方」を実践するママ社員。
T.M
エンジニアリング事業部 営業統括部 第2営業部
育休復帰後、正社員として部署で初めて時短勤務を取得。在宅勤務やフレックスを活用しながら、仕事と育児の両立に奮闘中。
Y.Y
エンジニアリング事業部 技術統括部 機械部
長年の現場経験を持ち、エンジニアリングの最前線を知る。職人肌の業界イメージがDXによってどう変わったかを肌で感じている。
H.G
パイプ・素材事業部 パイプ営業部 名古屋営業所
名古屋を拠点に営業と現場を飛び回る。1ヶ月の「パパ育休」を取得した経験を持ち、自律的なスケジュール管理で仕事と育児を両立している。
「現場=激務」はもう古い?デジタル化と制度が生んだ心のゆとり
エンジニアリング業界には、激務なイメージがありますが、MESCOで感じる「働きやすさ」のエピソードはありますか?
T.M
私は在宅勤務制度に本当に助けられています。私の部署は在宅勤務を積極的に活用する雰囲気があり、通勤時間を家事や育児に充てられるのが最大のメリットですね。
Y.Y
T.Mさんと同意見です。この数年の変化は劇的でしたよね。以前は書類を紙で印刷して上司の印鑑をもらうのが当たり前でしたが、今はほぼ全てシステム上で完結します。承認のために出社する必要がなくなったので、在宅でも業務が滞らなくなりました。
H.G
Y.Yさんがおっしゃる通り、デジタル化の恩恵は大きいですよね。営業の立場からも、スケジュールを自分の裁量でコントロールできる自由度が非常に高いと感じます。私は朝、子供を保育園に送ってから仕事を始めたいので、出勤時間を柔軟に設定できる「自律性」が働きやすさの根源にある気がします。
T.Y
H.Gさんのような世代がそうやって柔軟に働いている姿を見ると、時代が変わったなと実感します。私が入社した20年前は女性社員も少なく、在宅勤務なんて想像もできませんでした。でも今は、皆さんのようにライフスタイルに合わせて制度を使うのが「当たり前」になっていますね。
H.S
そうですよね、「当たり前」に制度を使える空気はありがたいですね。私は昨年復職したのですが、子供の急な発熱があっても、「今日、今からすぐに在宅に切り替えます」と伝えても柔軟に対応してもらえる。この安心感があるからこそ、無理なく仕事を続けられています。
Y.Y
ハード面でも、以前は重いデスクトップPCが主役でしたが、今は全員ノートPC。H.Gさんの部署のように、現場でタブレットを活用するシーンも増えて、どこでも仕事ができる環境が整いましたね。
H.G
そうなんです。パイプ営業部ではタブレット一つで図面を共有できるので、以前のように分厚い紙の束を持ち歩く必要がなくなりました。その場でデータ修正もできるので、スピード感も格段に上がっています。
生産性や効率を上げるために、具体的に業務フローを見直した経験はありますか?
Y.Y
私は個人のワークフローとして、協力会社さんへの「依頼のタイミングを最適化」しました。長年の経験から、図面が上がるのが遅いメーカーさんには早めにジャブを打っておく。このタイムスケジュールの組み換えだけで、納期の精度が劇的に上がりました。
T.Y
Y.Yさんのような現場の工夫、素晴らしいですね。経理部でも、まさに全社を巻き込んだ改善を進めています。以前はメールで何段階も承認を得ていた「為替予約」を完全にシステム化しました。今は交際費の支出伺いも、紙とハンコを無くすための新システムを構築中なんです。
T.M
そうそう、そのシステムには本当に驚きました!復職して画面を見た時、産休前はあんなに大変だったやり取りが、入力と資料添付だけで申請できるようになっていて感動したんです。
T.Y
T.Mさんにそう言ってもらえると、改善した甲斐がありました!
支払伝票の作成も、計算書からのコピー&ペーストで反映させる機能を構築するなど、「業務の効率化」を部署全体の課題として話し合っています。
H.S
経理部の取り組みは、他部署にも良い影響を与えていますよね。
調達部でも同じです。以前は紙の書類をファイリングして、数年後に破棄するという「管理業務」に多くの時間を奪われていましたが、デジタル化で本来の調達業務に集中できるようになりました。
H.G
H.Sさんがおっしゃる「本来の業務への集中」は、営業にとっても共通のテーマです。夕方、外勤先から書類にハンコをもらうため事務所へ戻る…という移動が少なくなりました。タブレットやPCで書類申請することができるので、今まで移動にあてていた時間を使ってもう1件多く営業出来たり、外勤先からそのまま直帰もできるため、プライベートの時間を1時間、2時間と生み出すことができています。
専門性を評価する「資格取得祝金」が成長のガソリンになる
福利厚生の中で、特に「活用して良かった」と思うものはありますか?
Y.Y
やはり「資格取得祝金」です。エンジニアリングの現場では高度な資格が求められますが、三井金属エンジニアリングでは取得したレベルに応じて手当が支給されます。勤務時間外で勉強するという努力は必要ですが、会社がそこをしっかり評価してくれるのは大きなモチベーションになります。
T.Y
Y.Yさんのような技術職だけでなく、実は事務系の資格も対象なのがいいですよね。私も「建設業経理士1級」で資格取得祝金をいただき、また、毎月、資格手当が支給されています。職種を問わず専門性を磨く努力を応援してくれる制度ですよね。
Y.Y
事務職でその難関資格を取得されたのは本当に尊敬します!現場だけでなく、バックオフィスも含めて「プロフェッショナルの集まり」であるのが会社の強みだと改めて感じますね。
H.S
T.Yさんのように評価されるのは、全社員のやる気につながりますよね。
私が誇りに思っているのは、「看護休暇」がとても使いやすいことです。
T.M
そうですよね!「看護休暇」は本当に心強いです。最近は、予防接種や自治体の検診でも使えるようになったんですよね。私も先日、1歳半検診で使いました。
H.S
そうなんです。急に病院の予約が必要になっても、フレックスや休暇を組み合わせれば対応の選択肢が増えます。さらに時短勤務が「小学校卒業まで」使えるので、小1の壁を心配せずにキャリアを築けるのは本当に大きいです。
T.M
そうですね。時短勤務も活用していけますね。
営業職としてお客様と向き合いながらも、上司や同僚の皆さんの深い理解があるおかげで、在宅勤務やフレックスを活用して、なんとか育児との両立に奮闘できています。
H.G
お二人のような先輩たちが制度を活用している実績があるから、私たちも安心して制度を使えます。最近は総務部が育児介護休業法の改正に合わせて、すごいスピードで社内規則をアップデートしてくれていますよね。
「おかえり」の一言に救われた、復職時の温かな空気
育児休暇から復帰された際、社内の雰囲気はどうでしたか?
H.S
私は産休・育休で1年以上休んでいたので不安でしたが、部長が第一声で「おかえり!」と明るく迎えてくれたんです。デスクにはPCが完璧にセットされていて。「戻って来れる場所があるんだ」と、あの一言に本当に救われました。
T.M
おぉ、H.Sさんのエピソード素敵です!私も子供が0歳の時に復職したので不安でしたが、上司や先輩から「今は子育てが優先でいいから」と背中を押してもらえました。周囲の理解があるからこそ、頑張れるのだと感じています。
Y.Y
制度を活用した人たちが安心して戻ってこられるように、周囲も自然とサポートする雰囲気ができていますよね。社内の保健師さんや声をかけてくれる方々などメンタル面でも見守ってくれている存在がいるのは心強いはずです。
H.G
皆さんがおっしゃるサポートの空気、私も実感しました。私は男性として1ヶ月の育休をいただきましたが、最初は「現場が回らないのでは」と不安でした。でも、上司から「育休はどうするんだ?」と声をかけてくださって。チームで案件を共有し、快く送り出してもらえました。
T.M
H.Gさんのような男性の事例が増えると、職場全体で「お互い様」という空気がより強まって、チーム全体の団結力が増す気がします。
T.Y
男性の事例も今の三井金属エンジニアリングのスタンダードになりつつありますよね。私が育休を取得していた頃は「パパが育休なんて」という風潮さえありましたが、今は「みんなでカバーしよう」という会話が当たり前。制度があるだけでなく、それを「当たり前に使える文化」が育っているのが、今の三井金属エンジニアリングの自慢ですね。
未来の仲間へメッセージ
T.M
私自身も試行錯誤しながら働いていますが、今後は後輩たちが安心して産休・育休を取得し、その後も働き続けられる職場づくりにつながればと思っています。
H.S
ライフイベントに直面したとき、一人で抱え込まず、周囲に頼りながら自分らしくキャリアを積んでいける環境ですので、安心して飛び込んできてください。
H.G
責任ある仕事を任されながらも、自分の時間を大切にできる。このバランスを自分で作っていけるのが三井金属エンジニアリングの良さです。
Y.Y
デジタル化で無駄を削ぎ落とし、よりクリエイティブな仕事に集中できる環境が整っています。
T.Y
この20年で、会社は本当に良くなりました。これからも社員の声で、もっと働きやすい場所にしていけるはず。皆さんと新しい三井金属エンジニアリングを作っていけるのを楽しみにしています。
