特徴1・防錆

従来のドラム缶-塗装だけ。だからサビやすいのです。

鉄をサビから守るためには、一般に塗装またはメッキが行われます。サビの原因になる「水」と「酸素」を、塗膜で鉄から遮断する方法です。
従来のドラム缶は、鋼板素地に塗装(シングルコーティング)をして、防錆していました。
しかしこのような方法では、塗膜に亀裂・キズが生じた場合、下地の鋼板素地が露出してしまいますから、その部分からすぐにサビ始め、サビは周囲へたちまち拡がっていきます。

従来のドラム缶
▲従来のドラム缶…大気曝露試験9年目/外面:メラミン・アルキッド樹脂系塗装/内面:エポキシ樹脂系塗装

防食強化ドラム缶-亜鉛を使用。サビにくくて、長持ちします。

当社が開発した「防食強化ドラム缶」は、鋼板上に厚い溶融亜鉛メッキを施し、それに無毒性防錆塗料(燐酸亜鉛含有ポリエステル樹脂系塗料)と有機高分子樹脂塗料(アクリル樹脂系塗料)を塗装(ダブルコーティング)したものです。
これは亜鉛が大気中や水中で、鉄よりも耐食性が優れている特性を利用したものです。
この結果、防食強化ドラム缶はサビにくく、ドラム缶の寿命を長く延ばします。(特許出願品 特願昭56-181214)

防食強化ドラム缶1
▲防食強化ドラム缶…大気曝露試験7年目/内外面 外面:燐酸亜鉛含有・ポリエステル樹脂系塗料/内面:アクリル樹脂系塗料