電気特性
電解銅箔フレキシブル導帯の接触面は、圧延銅板の接触面にくらべ片面が粗面で、接触点の数が増加するため接触抵抗が減少し、放熱面積が大きくなります。また、非常に薄い箔を積層していますので、表皮効果が大きく、相当大きな電流密度をとった設計でも可能です。(下図)
極薄銅箔を数百枚積層しており、可撓性がありますので、小さな力で運動させることができます。
また、電流密度を大きくとることができるため、コンパクトで経済的な製品です。
耐震性
振動による結晶の粗大脆化を起こさず、温度250度で連続使用しても、ほとんど変化がありません。
抵抗性
平型編組銅線のように屈曲によって幅および長さが変化する心配がなく、製品間の電気抵抗値のばらつき、屈曲による抵抗値の変化もありません。
製作可能範囲
現箔の幅は1m、長さは制限がありませんので大型、大容量のフレキシブル導帯ができるようになりました。全長2mを超すもの、また、単体で10,000アンペア級の製品も製作可能です。